まだ、水野の達が中1だったころ…

「だりーだりー。超だりーよ。」

「ほんと。つかれたし。どーせやっても勝てないし?」

「そ〜そ〜。」

いつもの桜上水サッカー部。部員が集まっても、練習をはじめようとしない。

はじまったかと思うと、ダラダラ。

まだ入学したばかりの水野は、いくらサッカーが上手いからといって

先輩にたてつく事なんてできず、部活がはじまるのを待つことしか出来なかった。

 

そしてシゲはすでに1年のころから金髪だったので先輩に目をつけられていた。

しかし、あえてそれを無視し一人でリフティングをして練習が始まるのを待っていた。

「シゲ。」

竜也がシゲに話しかける。

「なんや?」

「いつまでたっても始まんないからさ、1対1やろうぜ?」

「ええよ」

2人は1対1をはじめる。

 

2人の技術はすごかった。

 

だから、先輩たちからはあまり歓迎されなかったようだ。

「あ〜あ、よくやるよ 水野たち。」

「やっぱり上手い奴らは違うねぇ。」

たいしたことをしないうちに、ダラダラとサッカー部の1日は終わる。

 

そんなことが続いた毎日。

 

「たつぼ〜ん」

「何だよ。…やめろよ、その“たつぼん”っての。」

「……。俺、サッカー部やめるわ。」

「え…!?なんでだよ!」

 

昼休み。一緒に昼食をとっているときだった。

 

「だって、おもろないやん。先輩らもやる気あらへんし…。たつぼんには悪いけど。」

「………。」

「こんなつまらんことやるんなら、家で勉強しとったほうがマシや。」

「でも……!…わかった。」

「ま、たつぼんも頑張り。ほなな。」

「…あぁ。」

 

佐藤成樹はサッカー部からいなくなった。

そして、水野竜也と佐藤成樹の接点がなくなった。

竜也は思った。

「(シゲ、サッカー部やめるのか…。楽しくないからやめる…アイツらしいな。

 …仕方ない、こんなもんか。)」

竜也は心の奥でどうにかなればいいなと思いながらも、自分では何をするわけでもなく

そのまま1年が過ぎた。

 

「あのポチ、なかなかおもろいやんけ!」

風祭が転校してきて、サッカー部が変わった。

先輩たちがやめ、1.2年が入り、シゲも戻ってきて部活に活気が出た。

水野一人ではどうしようもなかったサッカー部を…

 

風祭が変えた。

 

「(俺は…俺は1人じゃ何も出来ない。いつでも他人任せで…。)」

「どないしたん?たつぼん。なんや陰気くさい顔しよって。」

「イヤ……ちょっと。」

「悩みならきいたるで?」

「シゲだからいうけど…俺、いつも他人任せで1人じゃなにもできなくて…

風祭がこなきゃ今のサッカー部はなかったワケだし…そう思うと、俺は…。」

「何を今更いっとんねん。だいたいたつぼんは考えすぎや。

 人間なんてみんな1人で生きとるわけあらへんやろ?それにカザが来たときミニゲーム

 やったやん?勝ったらたつぼんがキャプテンになるゆーやつ。

 あれ、たつぼんがいーだしたんちゃうの?あれがなかったら、いくらカザがきても

 今のサッカー部はなかったワケや。自分で動いた証拠やん!」

「そうか…よかった、そうだよな?……サンキュ。」

 

友達にもらったのー!シゲタツvv

「題名考えていいよ。」といわれたけど、私も考えつかなかったから、ナシっちゅーことで…。スマン!

マジ感謝です!ありがとう。


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